2007年3月15日　医薬分子設計研究所　塩野義との創薬共同研究で成功報酬受領

医薬分子設計研究所は１４日、塩野義製薬との創薬共同研究で、医薬品の開発候補になる化合物の探索に成功し、成功報酬として１億円を受領したと発表した。同研究所によると、今後、塩野義製薬が化合物の製品化に成功すれば、受け取る金額は今回受領した金額と合わせて最大２０億円で、製品発売後も同研究所は売上高に応じたロイヤルティーを受け取るという。また、共同研究の契約期間も３年から５年に延長された。 　今回探索した化合物は、メタボリックシンドローム領域で塩野義製薬がターゲットとしているタンパク質に作用する。同研究所は、２００４年２月の契約締結時から２００件の化合物を探索、うち塩野義製薬が定める水準に達した化合物は２０件程度だという。