KeyMolnet のコンテンツは、分子と分子の間の関係(分子リレーション)の集合体である分子ネットワークを中心に、分子に関連している疾患や医薬品の情報などを収録しています。
◆ 分子ネットワーク情報
 キナーゼによるリン酸化、転写因子による転写調節など、分子と分子の関係(分子リレーション)の集合体である分子ネットワーク情報は、大きく3つのパートで構成されています。このうち、KeyMolnet が提供する Coreコンテンツ と Secondaryコンテンツ はすべて当社研究員の手で収録作業を行っており、主に分子間の直接的作用と発現調節、物質代謝に関する分子リレーションを精査して収録しています。
 
Coreコンテンツ は、シグナル伝達、転写調節、代謝経路などまとまりを持った分子リレーションを、主要な学術雑誌の総説を読んで収録した信頼性・安定性の高いコンテンツです。
 【収録パスウェイの例】
  • IL-1シグナル伝達
  • PI3Kシグナル伝達
  • STATによる発現調節
  • p53による発現調節
  • 解糖系
 Secondaryコンテンツ は、分子リレーション情報をオリジナル文献のアブストラクトを読んで収録した網羅性・速報性の高いコンテンツです。Secondaryコンテンツの分子リレーション情報からは、参照した論文内容を日本語で簡単にまとめた情報を確認することができます。この情報の例はこちらをご覧ください。

 Userコンテンツ の追加機能を利用すると、実験データや仮説データ、予測プログラムによる予測情報など、ユーザー独自の情報をCoreコンテンツ・Secondaryコンテンツに加えて解析に利用することができます。

◆ 疾患・病態イベント情報
 疾患情報は、特定の疾患で過剰発現、活性亢進、欠損が認められるなど、疾患の発症や進展に関与する生体分子の情報を、書籍や主要学術雑誌から収録しています。
 病態イベント情報は、疾患としては捉えられない症状や副作用について疾患情報と同様に関連分子の情報を収録しています。
 【収録疾患・病態ベントの例】
  • 大腸癌
  • 糖尿病
  • 肥満
  • メタボリックシンドローム
  • 腎毒性
◆ 医薬品情報
 日本および米国で上市されている医薬品と現在開発中の医薬品について、医薬品の標的分子や薬剤代謝に関わる生体内分子情報などを収録しています。
◆ その他の情報
 上記以外にも、Gene Ontology情報やバイオマーカー情報、ファミリー情報など様々なコンテンツを収録しています。